どうも、恋愛コンサルタント ユウトです。
いつもはモテる方法をお教えしていますが、今回は私のおすすめ恋愛映画を紹介します。
紹介するのは、2019年4月19日㈮に公開された。
「愛がなんだ」
という作品です。
仕事終わりに、ふらっと映画館に…
ちなみに、原作も読み終えてから映画を観ました。
ネタばれを含みつつ、感想やその他解説をしていきます。
一部、ネタバレが含まれます。
それではいってみましょう。
↓お好きなところからどうぞ。
目次
「愛がなんだ」ストーリーと予告
猫背でひょろひょろのマモちゃんに出会い、恋に落ちた。その時から、テルコの世界はマモちゃん一色に染まり始める。会社の電話はとらないのに、マモちゃんからの着信には秒速で対応、呼び出されると残業もせずにさっさと退社。友達の助言も聞き流し、どこにいようと電話一本で駆け付け(あくまでさりげなく)、平日デートに誘われれば余裕で会社をぶっちぎり、クビ寸前。大好きだし、超幸せ。マモちゃん優しいし。だけど。マモちゃんは、テルコのことが好きじゃない・・・。
引用元:「愛がなんだ」公式サイト
「愛がなんだ」登場人物とキャスト
山田テルコ…岸井ゆきの
物語の主人公。
28歳の普通のOL。
田中マモルに惚れてから、田中マモル中心の生活を送るようになる。
世の中を大好きな「田中マモル」と「その他どうでもいいもの(仕事など)」の、
二つに分けて見ており、常にマモルを第一優先で行動する。
そういった基準で行動するので、意思がはっきりしている。
田中マモル…成田陵
ごく普通の男性。
普段は出版社で雑誌の編集をしている。
好きなときにテルコを飲みに誘ったり、遊びに行ったり、肉体関係もある。
テルコを都合のいいように扱う。
物語のなかで、
世の中の男性をかっこいいか、かっこよくないかで分けると、
俺は「かっこよくない」部類だ。
と発言するシーンがある。自分に自信があるわけではない。
葉子…深川麻衣
テルコの親友。
テルコから山田マモルの話をよく聞き、
マモルに対して嫌悪感を抱くも、
自身も「ナカハラ」という男を、都合のいいように扱っている。
「それだと上下関係が決まっちゃうよ!」
とテルコに活を入れたり、あきれたりするも、
テルコのことは、放っておけないと思っている。
ナカハラ… 若葉竜也
葉子のことを本気で好きな男性。
普段は、カメラマンのアシスタントをしている。
葉子にずっと都合よく扱われるも、
「葉子さんが寂しいと思ったときに、ほかに誰にもいねえよってときに、
呼び出してもらえるようでありたい。」
といった発言をしており、テルコとも仲が良い。
テルコには「ストーカー同盟」と明るく言われるシーンがある。
塚越すみれ…江口のりこ
マモルが本気で好きな女性。
普段は塾で事務をしている。
年齢はもうすぐ三十歳。
タバコを良く吸うド派手な印象。
マモルとは、卒業した塾の生徒に呼ばれた合コンで出会う。
結末はどうなった?(ネタバレです)
どういった結末で終わるのか説明します。以下ネタバレです。
テルコ、マモル、すみれの三角関係が続く中…
物語の終盤。
風邪で寝込んでいるテルコに、マモルから電話がきます。
・話したいことがある。
・今日は時間があるか?
・実は今家の前まで来ている。
といった内容の電話です。
テルコはベランダに出て、
マモルが来ているのを確認すると、
マモルを家のなかにいれます。
マモルはテルコにうどんを作り、
まえに、テルコがマモルの看病をしたことがあった。
といった内容の会話をしつつ、テルコは作ってもらったうどんを食べます。
そんな会話をしているなか、
マモルが口を閉じ、沈黙が起こります。
そして、マモルが沈黙から口を開いて言った言葉は、
「もう会うのやめよう」
の一言。
マモルが葉子から電話をもらったのが、この発言のきっかけでした。
また少しの沈黙が起こり、
この間にテルコは、そうならない返しを必死に考えます。
そして、テルコが返した言葉は…
「マモちゃんってさ…ひょっとして、すっごいうぬぼれ屋?」
「まだ私がマモちゃんのこと好きだと思った?(笑)」
「確かに初めは好きだったけれど、今は違うよ。」
といった嘘をつき、
マモルも「そうだよね、なんか俺恥ずかしいわ(笑)」と納得してしまいます。
そしてテルコは、マモルに、
「恋人じゃないんだから(笑)、もっと発展的なこと考えて(笑)」
と言い、イケメンを紹介するように頼みます。
ラストは…
テルコ、マモル、すみれ、マモルの友人(イケメン)の4人で、
合コンをするシーンです。
合コン中、テルコはイケメンに興味のあるそぶりを見せ、
帰り道に、そのイケメンとくっつきながら、
「私達、これからもう一軒行くからー」
とマモルに言い放って、別の方向に歩きだします。
これで物語は終わります。
本当のラストシーンはまだありますが、結末は以上の内容になっています。
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感想(ややネタバレあり)
肝心の感想ですが、一言でいうと…
めっちゃおもしろかった。
20代社会人のなんともいえない恋愛模様が、リアルに描かれていると思いました。
その中で居心地の悪さを感じながら、ズルズルといちゃったり
どちらかが、連絡をしないと簡単に3ヶ月くらい会わなかったり
体の関係があるけど、はっきりしていない関係であったり
付き合っているか、いないか
お互いが好きであるか
なんて学生のときのように白黒でいかない
20代後半社会人の特有のけだるさと、生活感がもろにでている作品です。
あと個人的なMVPがナカハラ君。(ややネタバレ)
物語途中で、テルコに葉子を諦めることを伝えるシーンはグッときてしまいました。
自分じゃ葉子には届かない、もう辛い。
冴えない男の寂しさが爆発しているシーンが観ていて辛かったです。
最後に言い放った、
「幸せになりたいっすね(泣)」
が、ナカハラという人間を凝縮しているように思いました。
思わずこうつぶやいてしまったことがある人は、男女問わず多いのでは?
「恋愛弱者」を最高に表現できている、 若葉竜也 さんあっぱれでした!
最後に言いたいのは、
本気で人を好きになったことがある人なら、どこか心に突き刺さる作品だと思います。
男性に尽くしがちな女性なら、テルコ。
モテるけど、本当に好きな人は落とせない男性なら、マモル。
自分の冴えなさを感じつつ、美女を好きになってしまう人なら、ナカハラ。
テルコとは反対に、男性には上に立っていたいと感じる女性なら、葉子。
恋愛がうまくいかない経験がある人なら、登場人物の誰かに自分を重ねてしまうはずです。
そんなところが、この映画のおもしろさかもしれません。
原作と違うところ(ネタバレあり)
原作と違ったところについてです。
「映画観たから、本はいいかなー」
「映画は観たけど、原作はどう違うの?」
といった方に参考になればと思います。
以下、原作と違うところ。
・原作でテルコは、昼からビールを飲んでいる。
・原作では、テルコが昔は会社の人と馴染んでいたという描写がある。
・テルコと葉子が、ボルダリングをするシーンが原作にない。
・原作では海には、テルコ、マモル、すみれの三人で行く。
・テルコと葉子が、大げんかするところは原作にない。
・ナカハラが葉子を諦めるきっかけが違う。
・原作でマモルが「もう会わないようにしよう」と伝えるのは、
テルコの自宅ではなく、飲み屋。
・ナカハラが写真展を開いて、葉子が来るところが原作にない。
・原作では、イケメンと二人でテルコが消えるところ終わる。
大きく違うのは、海に行くメンバーと、葉子がナカハラの写真展に行くところ。
テルコとの大喧嘩がきっかけで、葉子はナカハラの写真展に行きますが、
このくだりの有無は大きいですよね。
原作にはないので、映画を観ていて驚きました。
(そもそも、原作ではナカハラが写真展を開く描写もないです。)
原作について
最後に原作を紹介します。
著者:角田光代(カクタミツヨ)
1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。90年「幸福な遊戯」で「海燕」新人文学賞を受賞しデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で99年産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年路傍の石文学賞を受賞。2003年『空中庭園』で婦人公論文芸賞を受賞。2005年『対岸の彼女』で直木賞を受賞。
引用:BOOKデータベース
本の厚さは1cmいかないくらい。
普段から本を読む人や、文章に抵抗がない人ならサクッと読めるボリュームです。
なにより、テルコの心理描写が映画より繊細に描かれています。
マモルに言われた言葉に返答するときの、心理状態など…
既に映画を観てしまった人でも、楽しめるはずですよ。
本としても、おすすめの作品です。
まとめ
「愛がなんだ」は本でも、映画でもめちゃくちゃ楽しめました。
社会人特有の生活感のなかに、リアルな人間関係と恋愛模様を味わえます。
登場人物の誰かしらに、自分を重ねてしまうはず…
気になる方は、是非ともチェックしてみてください。
今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
恋愛コンサルタント ユウト
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