【振られてどん底の日々を送った私】
東京都 33歳 佐藤ユウスケ (仮名)
私にはここのところ、
ずっと悩んでいることがあります。
それが…
好きな女性に告白をしたのですが、
振られてしまいました。
しかも、
今はその子から完全に距離を取られています。
挽回したいとは思っているのですが、
今どうすればいいのか全くわかりません。
彼女のことが頭から離れず、
寝れない毎日だけが続いています。
それに、正直なことを言うと、
実は、ほとんど恋愛経験がありません。
過去にたまたま女性から好意を向けられて、
付き合ったことはありますが、
それも気持ちが乗らず、
数ヶ月で別れてしまいました。
こちらから狙って、
本当に好きな子と付き合えた経験もないです。
これまでの人生、
どこか満たされないような気持ちが、
心の片隅にありました。
「彼女がほしいな」
「恋愛がしたい」
と、思うこともありましたが、
それどころではなく、
仕事に追われるばかりで、
繰り返しのような毎日を、
ただひたすらに生きていました。
「もう恋愛はこのまま無縁なのか」
と思っていた、
そんな冴えない私ですが、
ついに「転機」が訪れたのです。
それが職場にいる、
4つ下後輩女性との出会いです。
彼女の存在は、
前から何となく知っていたのですが、
一緒に仕事をする機会もなく、
たまに名前を聞くくらいでした。
ですが、
最近一緒に仕事をする機会があり、
彼女と接する機会が増えていくなかで、
仕事を一生懸命にやっている
真面目な姿であったり、
意外にも彼女と自分で、
共通している部分があったりと、
自分の知らなかった、
彼女の一面を見るたびに、
「彼女のことをもっと知りたい」
と彼女にどんどんと惹かれてる自分に
気がつきました。
そして、気がついた時には、
「この子と付き合いたい」
と好きな気持ちになっていました。
これまで恋愛でうまくいかなかった私も、
「このチャンスは無駄にしたくない！」
と思い、
彼女へのアプローチを始めました。
優しく真面目に接することを心がけながら、
日常的にLINEをするようにしたり、
ちょっとしたプレゼントも渡したり、
ときには、
仕事終わりに2人で飲みに行くこともあったりと、
ときには彼女から「脈ありサイン」を
感じられることもあり、
全ては順調に進んでいるかのように思えました。
ですが、
彼女の仕事が忙しいのもあってか、
飲みに誘っても断られたり、
LINEの反応もだんだんと悪くなり、
それに私は焦るようになってしまいました。
仕事の内容的にも、
そろそろ別々になってしまいますし、
次に2人で飲んだとき、
帰り道で告白をすることを決心しました。
「しっかりと気持ちを伝えれば、
彼女もきっと応えてくれる」
そう感じていた私は、
彼女は反応は悪くなっていましたが、
仕事終わりに、なんとか飲みに誘い、
いつものように2人でお酒を飲みながら、
仕事の話をしては時間が過ぎ、
いよいよ2人きりになった帰り道、
駅の近くの人気のない場所で、
私は、今の気持ちを
意を決してこの気持ち伝えました。
「仕事をする内に惹かれていきました」
「僕と付き合ってください」
と、ストレートな「告白」でした。
彼女は笑顔で、
「はい…お願いします！」
と言ってくることを期待したのですが…
その結果は、惨敗でした。
彼女は「えっ」と驚いた表情をし、
次には困った表情を浮かべ…
数秒の沈黙の中、
彼女の口から出た言葉は、
「ごめんなさい」と…
空気は最悪です。
気まずい状況のなか、
その時はそのまま解散し、
夜に改めてLINEをしてみると、
もらった返事は、
「これからもいい先輩としてお願いします」
といった返信でした。
その他にも、
「男としては見れない」
「そういう関係にはなれない」
といった内容が書かれており、
改めてもらったメッセージで、
振られたことを実感しましたね。
私の希望は一気に崩れ去りました。
そこからは毎日がどん底です。
夜はなかなか眠れず、
ずっと彼女のことを考えてしまいますし、
彼女に振られてしまったことはもちろん、
「男としての魅力がない」
「価値もない」
とずっと言われているような、
そんな気分になっていました。
精神的に本当に辛かったです。
さらに私を追い詰めたのは、
彼女が避けるようになったことです。
以前までは職場でもよく話していましたが、
最近では少し話そうとしても、
どこかに行ってしまったり、
明らかに距離を取られてることを
感じるようになりました。
肉体的にも、精神的にも、
疲れがたまり、
私のボロボロになった姿を見た
会社の同僚からは、
「佐藤！！大丈夫か！？」
と本気で心配されるほどでした。
心身ともに、
もうとっくに限界は迎えていましたが、
彼女のことをこのまま諦められるわけでもなく、
かといって、
この先どうしたらいいのかもわからず、
メンタルをすり減らしながら、
途方に暮れる毎日でした。
そんな日々のなかで、
気分転換にでもと思い、
昔から知っている友人に連絡をし、
会うことになりました。
その友人は自分と同じように、
恋愛経験がほとんどなかったのですが、
最近、彼女ができた友人です。
（羨ましいな…）と思いながら、
自分の最近振られた話をしながら、
友人の話も聞いていたのですが、
そこで友人が「あること」を言ったのです。
「俺も彼女と付き合うまでに
一度振られていて、
2回目の告白で付き合えたんだよね。
「しかも直後は嫌われてたし笑」
とボソッと。
私はその言葉に興味津々でした。
「俺本当か？振られたのにどうやったの？」
と、思い切って聞いたのですが、
これで彼が教えてくれたのが、
『恋愛百科事典』
という恋愛の教科書の存在でした。
その謳い文句は、
『たった90日で好きな女性を彼女にできる
モテる男性に激変する方法』
と記させており、
これで、
振られたしまった後でも、
どんな行動をしてけば、
好きな子に再告白が成功できるか、
具体的に全てわかるとのこと、
「本当にこんなので！？」
「なんか怪しいな…」
と半信半疑だったのですが、
他に打つ手もなかった私は、
「これ本当にあの子と付き合えれば…」
と藁おもすがる思いで、
この教科書を読んでみました。
そして、読んですぐに、
『衝撃』 の一言です。
そこには…
振られた女性を惚れさせるための
数々の恋愛理論や恋愛テクニックが
順序立てて分かりやすく記されていました。
これまでの自分が知りたくても知れなかった、
世間一般では知らされていない、
恋愛の新常識の数々でした。
教科書を読み進めるほど、
私が振られてしまった訳や、
男として見られなかった訳が
解明されていき、
「それは振られるわ…」
と、思わず息を呑んでしまったほどです。
それと同時に、
この「恋愛百科事典」で、
振られた女性に対する、
挽回への具体的なアクションや、
男として好きにさせるための、
実践的なテクニックを知ることができたのです。
「今度こそ告白を成功させるぞ！」
と強く思いました。
とはいえ、
読んだだけだったので、
まずは「テスト」として、
職場の他の女性や、
合コンではじめて出会った子に
実践をしていきました。
そして、
その結果は、歴然でした。
（これまでのモテない俺の人生は何だったのか？？）
と、思うほど、
女性の反応がみるみる変わったのです。
「今度の土日でご飯に行きたいです！」
と女性からデートに
誘ってくれるようになったほどです。
合コンのときも、一番可愛い子は、
だいたい私が独占していました。
女性から求められる感覚、
必要とされる感覚は、
私もはじめての経験でした。
彼女に振られ、どん底になり、
自信を完全に喪失していた昔の自分が、
どこか懐かしく感じれたほどです。
闇の中から希望の光が見えたような、
そんな感覚でした。
こんなにも周りの人の反応が変わるなら、
もっと早く知りたかったです。
中でも特に強力なテクニックだったのは、
「恋愛百科事典」の内容のなかの一つ、
『女性のタイプ別攻略法』
という恋愛テクニックでした。
「女性には実は2つのタイプがあり…」と
これまで一切見たことも、
見たことも聞いたこともない内容でした。
「魅力的な男」として、
自信が持てるようになったのも、
間違いなくこの「テクニック」のお陰です。
そして、満を持して、
振られたしまった職場の彼女にも、
アプローチを再開し始めたのですが、
その結果は、見違えるほどでした。
以前はあれだけ避けられていたのに、
今では以前のように、
というより、
以前よりも反応よく、
彼女の方から話しかけてくれます。
そこから職場ではすっかりと
元の通りに話ができるようになり、
仕事終わりに飲みに行くことも、
以前のように再開することができました。
いつものように仕事終わりに
彼女と2人で飲みに行った後、
彼女との距離感も、
もうグッと近づいていたので、
改めてその日に、
私は彼女に再告白をしました。
そして、彼女は、
「はい、よろしくお願いします！」
と笑顔で私のことを見てくれました。
この瞬間、
正直、嬉しさのあまり叫びたいくらいで、
まさに「夢のような瞬間」でした。
その日は二人で手を繋いで帰り、
そこからは職場で顔を合わせるたびに、
恥ずかしさのあまり、
笑ってしまうのをこたえながら、
業務をこなしていました。
毎日彼女とたわいもないLINEをやりとりしたり、
週末はふたりでデートをしたり、
この前は、旅行にだって行ってきました。
まさか彼女とこうして付き合えるとも、
こんな日々が待っているとも、
思ってもみませんでしたし、
何より今、
彼女と一緒にいれることが
本当に幸せです。
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これを読んでくれたあなたの恋愛が
上手くいくことを心から祈っています。
数ヶ月前までは振られ続けて冴えなかった男より。
